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【飲食店】SNSで集客を上げる為のコツをご紹介


飲食店にとって有効な販促ツールにSNSがあります。チラシ配りやメールマーケティングよりも少ない労力で多くの人にリーチできることが大きなメリットです。一度フォローしてもらうか友達になると、定期的にキャンペーンの情報を届けてアピールすることができるため、長期的な関係も築きやすくなります。

今回は、飲食店におけるSNSで集客を上げるコツをご紹介します。

SNSの特徴とは?

SNSの一番の特徴は、「拡散」です。投稿された記事が魅力的だと思う人が多ければ多いほど、その記事がシェアされて、多くの人の目に触れるようになるのです。そのため、ほんの1日、2日の間に爆発的な知名度を得るようになることもあります。さらに、FacebookやTwitterなどの投稿は、写真とほんの短い文章だけでも行うことができるため、忙しい飲食店オーナーでも気軽に挑戦できるというメリットもあります。

ただし、営業時間などをわかりやすく表示するには、SNSよりもホームページやブログの方が向いていると言えるでしょう。プロフィール欄にわかりやすく情報を記載するか、自店のホームページなどへのリンクを貼っておくようにしましょう。

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、SNSを通して顧客とコミュニケーションを図り、共感を集めファンを増やすマーケティング手法です。数年前までは最先端のマーケティング手法でしたが、今や多くの企業が活用しており、SNSの種類も多岐にわたり、どのSNSを使いどのターゲットにアプローチするかがポイントになってきます。

店舗とユーザーが直接コミュニケーションすることで、人と人とのコミュニケーションのような親近感を産み、口コミが広がることでロイヤルティ向上につながっています。

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【飲食店】SNSで集客を上げる9つのコツとは?


ここからは、飲食店におけるSNSで集客を上げるコツをご紹介していきます。

①使用するSNSツールは目的を絞る

SNSイメージうまく活用できていない例で最も多いのは、複数のツールをむやみに使っているケースです。これは絶対に避けるべきです。確かにチェーン店などでは複数のツールを使っていますし、それによって集客をしています。ただしこれは、専門の部署があり、戦略的に行っているからできるものです。また個人店でも、いくつかの方法を併用して集客できているところがあります。これは、担当者の生活にSNSが入り込んでおり、苦も無く1日に何回もアップできるという特殊な例です。

例えばTwitterを例にとると、1日30回つぶやける人などがざらにいます。ですが、ほとんどの人は、そんなことはできません。それなのに、「Facebookがいい」「Twitterがいい」と聞きかじるたびに、どんどんと増やしていくと、結局どれも露出が減り、効果がなくなってしまいます。ツールは目的に応じて絞ってください。

各SNSサービスの特徴については、以下記事よりご確認ください。

(参考記事)飲食店が知っておきたい『SNS』サービスをご紹介

  • Twitter:話題性やビジュアル性の高い店舗
  • Facebook:HPがない店舗、40代以降の年齢層とのつながりを持ちたい店舗
  • Instagram:カフェなど、料理の味以外に雰囲気も重視される店舗や、焼き肉など視覚情報の強い業態
  • LINE:居酒屋など、仕入れ状況によってお得商品が変わったり、定期的にキャンペーンを行ったりする店舗。リピート客の取り込みに有効

②定期的に更新をする

直近の更新は1ヶ月以上前・・これではインターネット上に存在しているありとあらゆる他の情報に埋もれて、多数の人の目にとまる機会が少なくなります。「1日に必ず2投稿はする」夜から営業のお店なら「18時に今日のおすすめを発信する」など頻度やルールを決めて更新しましょう。スタッフに更新をお願いするのであれば、1人だけの負担にならないように、曜日ごとや時間ごとに割り振ってもいいかもしれません。

③プロフィールや投稿写真は魅力的に

アカウントのTOP画面にくるプロフィールの写真や説明文、投稿する写真は、なんでもいいというわけではありません。あくまでSNSマーケティングは、すでに常連になっている方よりも、まだあまりお店を知らない人や訪れたことがない人に、お店のことを知ってもらう機会を増やし集客やリピート客を増やすことが本来の目的です。何のお店なのか、どこにあるのかなどひと目でわかりやすくする必要があります。

見た人が行ってみたい、食べてみたいと思えるような、雰囲気が伝わる店内写真やスタッフの魅力が伝わる写真など、魅力のある写真を投稿する必要があります。そもそも写真は苦手と思う方は、まず他店の投稿している写真を探ってみましょう。最初は真似ることからはじめてみるのです。コツを掴んだら、自分のお店の色をうまく表現していきましょう。

④SNSではファン作りに徹する

SNSの集客方法は、これまでの飲食店マーケティングで主流だったチラシなどとは違います。まずSNS上のファンを作り、直接売上につながるつぶやきを期待しないことにあります。SNSを見ている人のほとんどは、お店に足を運んだことがない人。そういう人をたくさん作ることにより、お店のファンができ、ひいては集客もアップするという仕組みです。そのため、お店の宣伝にならないことも多くつぶやく必要が出てきます。このあたりはしっかり理解していなければなりません。

SNSのポイントは共感です。共感することでファンとなり、来店につながります。そして、受け手は人です。人は人に共感しやすい特徴を持っています。そのため、クローズアップすべきは、店舗ではなく人。ここは大きなポイントとなります。お店の情報が流れてくればそれはただの連絡。そこに人の匂いがするからこそ人が寄ってくるのです。

⑤顧客のコメントやつぶやきには返信をする

お店からの情報発信だけでなく、こまめに取り組んでほしいことが、お客さまが書いたお店の情報には返信などリアクションをしましょう。

Instagram、Twitterなどでよく見かける「#(ハッシュタグ)」を使って、お客さんがつぶやいたときや拡散されたときなども、「先日はご来店ありがとうございました!またお待ちしております♪」に加え「他にも日によっていろんな旬な食材を仕入れています!他の料理もぜひおためし下さい」など一言付け加えると、お客さまにも喜んでもらえて、次回の来店動機につながるのではないでしょうか。

⑥各SNSのアカウントを店舗内で告知する

ユーザーが自ら検索しようとするタイミング以外でも、お店とユーザーが常につながっている状態を継続させることがリピーター率の向上につながります。「お店のTwitterアカウント始めました。フォローお願いします」「Facebookで〇〇と検索」などPOPを作成したり、LINE公式アカウントとInstagramについては自分のアカウントの専用QRコード(読み取り専用コード)が作成されます。これをテーブルに置いたり、席に座ったときに見える位置に貼っておくと、来店したお客さんは「なんとなく」友だち追加やフォローをしてくれます。

「#(ハッシュタグ)をつけて投稿してくれた方は、次回生ビール1杯無料!orデザートサービス」などキャンペーンと絡めて宣伝してもいいかもしれません。来店後も、ユーザーに情報発信が届きやすくすることが離れないファンづくりに不可欠なのです。

⑦Youtubeにも挑戦してみるのもあり

ずいぶん前から存在しているYouTubeですが、モバイルの通信データが安くなったことで場所を選ばない視聴が増えており、さらに注目を浴びているツールのひとつです。2020年代になってからは「エンタテイメント性から実用性へ」などという人もいます。ユーチューバーを目指すのではなく他のSNSと連携して店舗の特徴を動画で伝えることで、より多くのファン獲得が期待できます。

例えば、魚のおろし方を固定カメラで撮影し、「こんなに手早く上手に魚をおろす人の料理を食べてみたい」と感じさせる方法があります。もちろん、数本の動画を流しただけでよい結果が出てくるわけではありません。100本の動画を作って流して、そこから成果が出てくるというもの。それでも固定カメラで撮影し、編集は最小限にして配信すれば、1日2本として50日あれば100本になります。店の強みを具体的に伝えるために、試してみる価値があります。

⑧人がダメならキャラクターを作る

特定の人にやらせるのは難しいと言う場合は、キャラクターを決めるという方法があります。キャラクターと言っても、ゆるキャラを作るのではなく、たまたま店にあったぬいぐるみ(版権がないもの)を主人にしてつぶやかせるのです。ただし、このキャラクター設定がブレブレではどうしようもありません。キャラクターを使うならば、細かいところまで決めておく必要があります。

⑨広告を利用することも検討する

例えば、Facebook広告でFacebook頁の登録が増えるような広告を出稿します。投稿で集客を目的とした内容の投稿を行うことで、集客とフォロワー獲得の2つの目的を達成することが出来ます。広告を活用すると商圏内のアカウントがいいねなどのエンゲージが向こうからしてくれるため、誰をフォロー化すればいいかのか一目でわかるメリットがあります。

SNSで集客を行うときの注意点

SNSをうまく活用する一方で、注意しないといけないのがこの「炎上」です。SNSでの「炎上」は、コメント欄にて批判・非難が殺到し、さらにはその情報がインターネット上でたちまち拡散されることがよく起きています。一度発信した情報は機能として削除することができても、投稿がコピーされていればそれを元に拡散されててしまいます。一度拡散された情報をインターネット上からすべて削除することは不可能といえます。

また最近、飲食店で多く見られるのは「バイトテロ」といった、従業員の個人アカウントの投稿から起きる炎上もあります。勤務先でのいたずらが画像や不衛生と思われる写真が投稿され炎上し、閉店する店舗も過去にありました。店舗側での発信ではなくとも、結果的にお客さまが不信感を持つことが炎上につながるリスクといえます。

では炎上へのリスク対策はそのようにすればいいでしょうか。まずは上記で挙げたような人・組織に対しての誹謗中傷は絶対にすべきではありません。そう受け取られるような発言や言い回しには気をつけるべきです。個人的な不満や感情での発信は、お店の信用低下にもつながります。また店内の写真や来店されたお客様の写真の投稿などは、プライバシーに関わる為本人の許可なく投稿するのもNGです。お客さまの行動を勝手にネットに公表しているということを忘れないようにしましょう。そして料理の写真やサービスは相違がないように、誇張せずに実際の写真やサービスを掲載しましょう。一度来ていただいたとしてもリピートはおろか、不満を書かれた内容で拡散されると炎上の元です。従業員には、アルバイトだとしても働き始めのタイミングや定期的に研修をして普段からSNSのリスクを必ず伝えるようにしましょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか?今回は、飲食店におけるSNSで集客を上げるコツをご紹介しました。

飲食店に限らずSNSでの情報発信は、すぐに集客に反映するとは限りません。定期的に、そして継続的に発信し続けることで結果につながります。今後もSNSで情報共有の需要は廃れることはなく増える一方だと思います。

まずは1つのツールからはじめ、あなたのお店が1人でも多くの方に知ってもらえるように、自分の店にしかないオリジナルな情報を発信してみてはいかがでしょうか。

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