飲食店の『ファミリー層・親子連れ』への集客をする為の準備とは?
家族をターゲットにする場面で大事なのは、「親に優しい環境」「子どもが楽しい空間」「子どもに優しい空間」など、親や子ども目線で考えられた内容やサービスである事です。そしてそれを適切な訴求で伝えられているかがファミリー層・親子連れへの集客のポイントです。
今回は、飲食店における、ファミリー層・親子連れへの集客をする為の準備について解説していきます。
ファミリー層・親子連れに楽しんでもらう準備とは?
では、小さな子どもを持つお客様に楽しんでもらうには、どんな準備をすればいいのでしょうか。
お子様向けメニュー
ファミリー層を取り込むための施策として、鉄板といえるのがお子様メニューでしょう。オムライスやエビフライ、ハンバーグ、カレーライスなど子どもに人気のある料理をメニューに加えるだけでなく、から揚げやフライドポテト、コーンバターやじゃがバターなど大人も好むものならグランドメニューとしても取り入れられます。
また、省農薬・無農薬・オーガニックなど体に優しい食材を使うのがおすすめです。添加物をできるだけ使わないメニューを加えるのも良いでしょう。さらにゼリーやアイスクリームなど子どもが好きなデザートメニューを充実させてみるのもひとつです。
最後に食物アレルギーを持っている子どものために、メニューにアレルギー表示をするとお客様は安心して食事を楽しむことができるでしょう。
親に優しい環境
親にまた行きたいと思ってもらえるよう、親に優しい環境にも心配りしましょう。例えば、キッズスペースを設けるのがおすすめです。子どもたちが遊べるようなスペースがあれば、待ち時間があったとしても、親御さんが快適に過ごすことができます。
赤ちゃん連れの顧客を集客するためには、おむつ交換台の設置もおすすめです。離乳食の持ち込みをOKにするのも良いでしょう。また、広いソファー席や座敷があれば、赤ちゃんを寝かしながら親がゆっくりと食事を楽しむことできます。
また、ベビーカーを置けるスペースを確保する、リーズナブルなメニューを追加する、といった方法もファミリーの集客に効果的です。
子ども用クーポン
お子様連れのお客様の来店を促すために、子ども向けのクーポンを準備してみてはいかがでしょうか。子ども連れなら10%オフになるクーポンやお子様メニューの無料サービスを提供してもいいでしょう。
食器やスプーン、メニューの配慮
取り分け用の食器や子どもの口にも合う小さなスプーン、味が濃くないメニューや一口サイズ(小さく切られた)への対応が可能であればここにもニーズがあるでしょう。
禁煙、喫煙座席の振り分け
お子様連れのお客様にとって懸念材料となるのが、タバコの煙です。子どもの健康を考えると喫煙による副流煙やにおいが気になるところです。そこで、他店と差別化を図れるのが分煙です。喫煙席と禁煙席を分けておくことで副流煙を抑え、お子連れのお客様が快適に過ごせるお店になるのではないでしょうか。
ファミリー層・親子連れの集客方法
飲食店のファミリー層の集客は情報の提供が重要です。ファミリー層が飲食店を探すときに、どんな方法を使うかを考えて対策するようにしましょう。
チラシやポスティング
チラシの配布やポスティングでファミリー層・親子連れへの集客を図る場合、まず大量にチラシを配る必要があります。チラシを配布する際は、以下に配布するようにしましょう。
- 幼稚園
- 小学校
- 集会所 など
幼稚園や小学校にチラシを配布するために、イベントの集客を目的にする場合はイベントの開催日より数か月ほど前に、企画書を持参して町内会や行政窓口に相談すると良いです。
グルメサイトへの登録
定番の方法としては、食べログやぐるなび、ホットペッパーグルメなどのグルメサイトに登録することです。これらのグルメサイトは口コミ評価が集まりやすく、ホームページを持たない店舗でもネット集客ができるメリットがあります。
ファミリー層・親子連れを集客するためには、ホームページ上で家族や子供連れで来ても快適に過ごせること、ファミリーで楽しめるメニューや空間があることなどをアピールするとよいでしょう。
SNSでの情報拡散
飲食店においては、TwitterやInstagram、Facebook、LINEなどのSNSで情報発信することも効果的です。TwitterやInstagramではハッシュタグをつけることで多くのユーザーに閲覧される可能性があります。
Twitterではリアルタイムな情報がわかるため、店内の混み具合や最新キャンペーンなどを調べるユーザーも多いです。Facebookは広告機能が優れており、友だち同士で関連性の高いユーザーに広告を露出させることも可能です。
また、最近ではLINEの公式アカウントを作成してフォロワーを増やそうとする取り組みも多く見られます。子育て世代がよく見ているSNSなどを積極的に活用して情報発信すれば、ファミリー層の集客につなげられる可能性も高いです。
ホームページを活用
自店舗のホームページを使って集客することは、とても大切です。ホームページでは、チラシに記載しきれなかった情報を紹介しましょう。イベントの集客を行なう際は、出展者や講演者などイベントに関わる人たちの情報も掲載するのが重要になります。イベント関係者を紹介することで、関係者の人たちのホームページでも紹介してもらえることがあるからです。
またイベントが終わった後に、イベントの感想や振り返りを、すぐにホームページに掲載してください。笑顔の子どもたちが写った写真などを掲載しておくことで、次のイベント参加者の集客にもつながります。
まとめ
飲食店におけるファミリー層・親子連れへの集客をする為の準備について最も大切なことは、『歓迎する姿勢』です。
多くの場合で、乳児や入園前の子どもを持つ親御さんは周りに迷惑を掛けずにゆっくりと外食出来ることを希望します。欲を言えば、おむつの交換スペースや子供用の遊び道具等が完備されているに越したことはありませんが、現状のままでも子供連れの入店を歓迎するのであれば、上記で記載した集客方法でメッセージを発信しましょう。