【飲食店】おススメの「メニュー表の多言語化サービス」をご紹介
現在はコロナ過で訪日外国人は減ってきますが、アフターコロナに向けて、飲食店のインバウンド対策は必須です。
そこで今回は、飲食店におススメの「メニュー表の多言語化サービス」をご紹介します。
外国語のフードメニューは必要?
飲食店は訪日外国人をなんとかお店に呼び込み、その期待を裏切らない接客で満足して帰ってもらいたいものですが、そこで必要不可欠なのが外国語で書かれたフードメニューです。お店のスタッフが正確に注文を受けるためにも、外国語対応のメニューを用意しておくことには大きなメリットがあります。
しかし、外国語がわからない、新しくメニューをつくっている時間がないといった理由で用意していないお店もあるかもしれません。そういうお店でぜひ利用してほしいのが、インターネットを通じて多言語メニューを作成できるサービスです。
外国語メニューを作るときのポイント
実際にメニューを翻訳する際には、外国人目線のオーダーしやすいメニュー表を作りたい所です。
メニュー番号をふる
小さなことですが、メニュー表に番号をふっておくだけで注文がとてもスムーズになります。特にメニューがたくさんあるお店では重要なポイントになってきます。注文する側もされる側もこれがあれば安心です。
写真やイラストを入れる
どんな料理かイメージしてもらうには写真やイラストを入れましょう。また美味しそうな料理写真を見ると誰でも「食べてみたい」と思うものです。旅行者のお目当ての料理かどうか、また自分が食べられそうな料理かを判断してもらうこともできます。
食べてもらいたいメニューを厳選して紹介する
食べてもらいたいメニューを厳選して紹介するとわかりやすいです。「当店のおすすめ」や「人気ランキングTOP5」など、まずは「ここから選んでください」としておくと、外国人旅行者にとっても注文がしやすいです。
おススメの「メニュー表の多言語化サービス」
ここからは、おススメの「メニュー表の多言語化サービス」をご紹介します。
SmartMenu
日本語、英語を含め、13言語に対応するのが「SmartMenu」です。最大の特長は、メジャーな料理名であれば機械翻訳により自動で各言語に置き換えてくれるところです。場合によっては日本語で料理名を登録していくだけで、すぐに多言語対応メニューができあがります。
自動で(正しく)翻訳されなかった単語でも、利用者が自ら訳語を入力していく「セルフ翻訳」機能を使って、手軽に実用的な多言語メニューに仕上げられるのもポイントです。しかもこの機械翻訳やセルフ翻訳で作成したメニューは、(紙にプリントするための)PDFファイルに出力するだけであれば全て無料なのもうれしいところです。
【東京都】多言語メニュー作成支援ウェブサイト
東京都内の飲食店であれば、東京都で運営している「多言語メニュー作成支援ウェブサイト」がおススメです。
都内の飲食店であれば無料で多言語メニューが作れます。簡単な登録手続きをした後、メニューデザインを選択、ステップに沿って日本語メニューを選んでいくだけで簡単に多言語翻訳が可能です。無料でありながら12言語に対応しており、作成したメニューとお店の情報を、東京都公式の飲食店検索サイトに無料で掲載してくれる点もいいです。
ちなみに東京都だけでなく、神奈川、福岡、長崎などでも県内の飲食店向けに同様の無料サービスがありますので、当該地域の方はぜひチェックしてみましょう。
クラウドMENU+
「クラウドMENU+」は、人力で翻訳された多言語メニューを、iPadに限らずさまざまなデジタルデバイスで見せたいときに便利なサービスです。言語は日本語、英語のほか、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語に対応します。
日本語+英語の「スタンダードプラン」では、1000文字の翻訳サービス付きで初期費用は25,000円、月額料金は1,500円。「言語追加オプション」で中国語、韓国語にも対応し、1言語ごとに初期・月額費用がプラスされる料金体系になっています。ただし、多言語対応の必要がなく、日本語のみでいい場合は無料なので、メニューを単純にデジタル化したいという用途でも活躍しそうです。
まとめ
「メニュー表の多言語化」と一口に言っても、無料でできる紙の簡易的なメニュー表から、タブレットを導入したスマートシステムまで様々です。費用対効果を考えながらも、まずはできるところから取り入れてみてください。