【飲食店】緊急事態宣言解除後、通常営業再開で必要な対策とは?
飲食店は緊急事態宣言解除後、通常営業に戻っても、感染防止の取り組みは必須です。新型コロナウイルス発生前と同様の営業形態というわけにはいきません。現在もほとんどの飲食店は新型コロナウイルス対策をされているかと思いますが、今一度お客様とスタッフを感染から守る、安全な店づくりにつとめましょう。
今回は、飲食店における基本的な新型コロナウイルス対策をご紹介します。
飲食店における基本的な新型コロナウイルス対策
すでに今回ご紹介する感染対策を行っているかと思いますが、抜け漏れがないように確認して、抜け漏れがある場合には実践していきましょう。
スタッフは出勤前に検温
新型コロナウイルスを店舗へ持ち込まないために、スタッフの健康管理は必須です。出勤前には必ず検温してもらうようにしましょう。そして出勤後は手洗いの徹底し、マスクやフェイスガードを着用したうえで、調理や接客に当たりましょう。
店舗入口にポスターを掲示
入店前に伝えるべきことを、店舗入口に掲示しておきましょう。提示内容は以下の通りです。
- 発熱や咳などがある場合は店内飲食をお断りする
- 食事中以外はマスクの着用をお願いする
このほか、店舗で行っている感染防止対策を掲示すると安心感アップし、感染を心配するお客様に気兼ねなく入店いただけます。
店舗入口に消毒液を設置
お客様が来店時に消毒できるよう、店舗入口に手指用の消毒液を設置します。感染防止対策に必要な物資は欠品がないようリストを作成し、もれなく補充を行いましょう。
客席でも適切な距離を保つ
グループ間の安全を確保するために、他のグループとはできるだけ2m(最低1m)以上の間隔を空けて案内を行いましょう。そしてテーブル席では真正面の配置を避けるか、テーブル上に区切りのパーティション(アクリル板等)を設置しましょう。さらにカウンター席は密着しないように適度なスペースを空けましょう。
注文時の飛沫に注意する
テーブルであれば、スタッフはお客様の側面に立って、注文を受けるようにしましょう。カウンターでは、お客様の真正面に立たない、マスクを着用するといった対策を行います。従業員とカウンター席との間隔を保つことが重要です。難しければ、仕切りの設置も検討しましょう。
会計時の接触を防ぐ
お客様とスタッフの接触を防ぐ対策が必要です。例えば以下などが挙げられます。
- 紙幣・小銭に触ることなく決済できる電子マネーなどのシステムを導入
- 現金やクレジットカードの手渡しを避け、コイントレイを使用
電子マネーなどのシステムについては、コロナと関係なく、今後はキャッシュレス化が進んでいきますので、導入を検討しましょう。手やコイントレイの消毒についても事前にルールを決め、実践しましょう。
客席の清掃
お客様が入れ替わる都度、テーブル・カウンターの消毒を行いましょう。アルコール消毒薬、次亜塩素酸ナトリウム、台所用洗剤(海面活性剤)を使用します。そして卓上にお客様が触れるものがあれば、そちらの消毒も忘れないようにしましょう。また手荒れの原因になりますので、スタッフは手袋を着用して清掃にあたりましょう。
混雑時の対応について
行列が発生する場合は、お客様それぞれが2m(最低1m)以上の間隔を空けられるようにしましょう。床に間隔を示すテープを貼り、間隔を保って並んでもらえるようにします。そして整理券を発行するなど、そもそも行列を作らない工夫も有効です。
営業中も定期的に換気・消毒
今後は換気にも気を配る必要があります。窓・ドア等の定期的な開放、常時換気扇の使用などを検討しましょう。換気は30分に1回が目安になります。窓は出来れば全開にしましょう。複数の窓がある場合、二方向の壁の窓を開放すると効果的です。窓が1つしかない場合は、ドアを開けましょう。
多数の人が触れる場所の消毒
たとえば店舗のドアノブや券売機など、アルコール消毒薬、次亜塩素酸ナトリウムを使って拭き上げましょう。
トイレからの感染に注意
新型コロナウイルスはトイレでの感染リスクが比較的高いとされています。毎日の清掃に加え、ドアやレバーなど多数の人が触れる部分は日に何度か拭き取り清掃を行いましょう。拭き取りの際は、アルコール消毒薬、次亜塩素酸ナトリウムを使用します。ハンドドライヤーの使用を中止し、ペーパータオルへ切り替えます。汚物は蓋を閉めてから流していただけるよう、注意を促す貼り紙を準備しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、飲食店における基本的な新型コロナウイルス対策をご紹介しました。
緊急事態宣言が解除されても、当分の間、飲食店は感染防止対策をする必要があります。お客様とスタッフの安全を確保し、安心して来店してもらえるようにしていきましょう。