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安全に働くうえで欠かせない『コックシューズ』の種類や選び方とは?


飲食店で安全に働く上で必要なのが、滑りにくいコックシューズです。調理場やホールでは水や油といった汚れでこけてしまうリスクがつきまといますが、迅速に動けなければお店は回りません。更に1日中履くだけに、自分に合ったものを選びたいところです。

今回は、従業員が快適かつ安全にお店で勤務できるよう、最適なコックシューズの種類や選び方のポイントなどをご紹介します。

コックシューズとは?

コックシューズは、厨房で働く人のために考えられた厨房やキッチン専用の靴になります。

まず、一般的な靴と違い、水や油に強く作られており、靴底は、溝がしっかりとあります。そして水が侵入しないように通気のための穴を設けていません。生地も水に強い素材を使用していて、汚れにくくもなっています。またシューズの先に硬い芯が入っていて、包丁や、重い鍋の落下からつま先を守ってくれるコックシューズもあります。
 

◇コックシューズ特長
  • 滑りにくい
  • 火傷・浸水対策で通気口なし
  • 衛生・安全面からスリッポン形状

コックシューズの購入場所

一般の靴店でコックシューズを取り扱っている店舗はなかなか少なく、以下のところで購入することができます。

  • 作業着専門店
  • ホームセンター・量販店
  • ユニフォーム取扱業者
  • ネット通販

ワークマンなどの作業着専門店や、作業服や厨房機器が充実している大型ホームセンターでは、店舗に在庫があれば即購入することが可能です。履き心地を試して吟味して購入することができることがメリットです。そしてユニフォームを取り扱っている業者に問い合わせれば、取り寄せてもらうこともできます。

急ぎでなければ、ネット通販での購入も可能です。ネット通販に関しては選択肢が多く、あらゆるメーカーのコックシューズから選んで購入できます。さらに、店舗で購入するよりも安くなる場合もあります。

コックシューズにはどんな種類があるのか?


コックシューズの代表的な種類として、スニーカータイプ、サボ、長靴があります。動きやすさや脱ぎ履きの頻度、厨房の床の状態、水・お湯を使う量などで選ぶと良いでしょう。

スニーカータイプ

スニーカーといっても、靴ヒモがないスリッポンが主流です。カビなどの衛生面や安全面から、靴ヒモが無い方が望ましいためです。3種類のうちでは最も動きやすく、多くの飲食店で使われています。

サボ

カカト部分がサンダルのようになっていて、履いたり脱いだりしやすいのが特徴。他のタイプと比べ蒸れにくいという利点も。居酒屋など、靴の脱ぎ履きが多いお店でよく使われています。

長靴

水気をシャットアウトするので、水やお湯を多く扱うラーメン店などでよく使われます。

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コックシューズを選ぶポイントとは?

コックシューズに求められる性能は何といっても「滑りにくさ」「疲れにくさ」です。また、炒め物など油を多く使う厨房では、床に油分がたまりやすいため「耐油性」も重要なポイントです。

「滑りにくさ」で選ぶポイント

「滑りにくさ」は「耐滑性」という言葉で表します。飲食店の厨房のようにウェットな床で使う場合は、安全面も考え耐滑性の高いものを選びましょう。コックシューズの耐滑性があるものは、水と油に滑りにくいように出来ています。例えば、『シェフメイト グラスパーCG-002』は「滑り出しにくく、滑ってもすぐ止まる」という「耐滑」を超えた「超耐滑性」がウリです。また、水や油、ワックスや洗剤で足元が不安定な場所に対応したスリップしにくい『ノンスリップスニーカー・ハイグリップ H-100』も良いでしょう。排水溝(グリーチング)が多い厨房ではグリーチング対策がされたものがおすすめです。

「疲れにくさ」で選ぶポイント

疲れにくい靴を選ぶ場合、重要なポイントはクッション性です。衝撃吸収にすぐれた素材を使っているか要チェック。土踏まずのアーチ型がしっかりサポート出来ていると疲れにくくなります。また、パカパカしない、カカトのフィット感もポイント。さらに注目すべきはつま先です。指に圧迫感がないものを選びましょう。例えば『シェフメイトスニーカー アルファ-7000』などは、日本人の足型を研究して作られているため疲れにくく、ロングセラーとなっているコックシューズです。

耐油性もチェック

油を使うキッチンでは床に油分がたまりやすいため靴底に「耐油」性能がある靴を選びましょう。油のあるところで靴底に耐油性がないと、ひび割れなど靴底が変形しやすく、靴底のすり減りも早くなります。

コックシューズの欠点

当然ですがコックシューズには普通の靴と比べると見劣りする欠点もございます。調理場の環境にも耐えうる丈夫さと引き換えに欠点もありますが、それを補うような工夫がなされている商品もあるので、商品選びの際に注目したい部分です。

重いので疲れやすい

まず最初に挙げられるのは、靴底や素材、先芯部分の加工等で重くなりがちな点。丈夫な素材である以上ある程度は仕方ありませんが、長時間動き回ることを考慮すると、なるべく軽い方が足への負担が和らぎます。クッション性が高いのも疲労軽減効果があるので大事です。

ただ、先芯加工がされていないコックシューズは普通のスニーカーと同じくらいの軽さなので、調理場の環境に合わせて選ぶといいでしょう。コックシューズの平均重量は片足分で280gほどですが、軽い商品であれば200g程度のコックシューズもあります。

蒸れると強い臭いを発する

コックシューズに多い悩みが「蒸れ」と「臭い」です。コックシューズは水が中にしみ込まないよう、通気性が悪い設計になっています。汗をかくと靴の中で蒸れて臭いが強くなってしまうのです。

ただ、商品によっては抗菌・防臭加工が施されているものもあり、ネックとなる臭いも対策してくれています。インソールを取り出すことができて、こまめに洗えるようなコックシューズを選ぶと清潔に使い続けられます。

お手入れ方法と便利グッズ

長く使うためには、丁寧なケアが大切です。まず、履き終わったら必ず水気や汚れは布などでふき取るようにしましょう。また、滑りにくい靴には靴底に溝がありますが、詰まると効果が発揮できず、逆に滑りやすくなります。靴底の汚れを落とすブラシは準備しておくと良いでしょう。据え置き型があると便利です。例えば『スパルタ ブーツ&シューズブラシ』だと、簡単に靴底の汚れが落とせます。そして『吸油マットGY』を厨房の出入り口に置くと、油分を取り除きやすくなります。

また、コックシューズは防水性があるため、蒸れがちです。外側の手入れが終わったら、風通しの良い所に保管しましょう。蒸れや臭い防止には中敷きを使うのがおすすめ。『靴のつま先用中敷 ヨードde足キレイ』というつま先の衛生に特化したものもあります。

長く使うコツは、靴を複数用意して履き回すこと。1足を毎日使い続けていると、カカトやクッションがヘタり、汗も蒸散されません。3足用意し、2日は寝かすようにすると、クッション性が回復しやすくなります。足に合わないコックシューズは、足腰に負担がかかります。自分の足に合ったものを見つけたら、3足揃えて長く使えるようにすると良いでしょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか?今回は、最適なコックシューズの種類や選び方のポイントなどをご紹介しました。

ネットショップであれば充実したラインナップに加え、特別価格で安く買えるのでおすすめですが、開業前であれば多少時間があるかと思いますので、実際に店舗に行って、重量感や履き心地などを確かめる為に試し履きをしてみるのもいいでしょう。

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下記メールアドレスへ問合せください。

株式会社ベクターホールディングス
メール:kigyou@vector.co.jp

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