美味しい料理に合うBGMを:飲食店オーナーのための著作権注意事項
飲食店で流すBGMはお店の雰囲気作りには大変重要です。お店の業態毎にかける音楽や音量調節など、お店のコンセプトと顧客のニーズに合わせないといけません。そんな飲食店でのBGMについて、自分の持っているCDやPC、スマホに入っている音楽を勝手にかけてはいけないことをご存知でしょうか?
今回は、飲食店のBGMと著作権について解説していきます。
飲食店のBGMと著作権について
飲食店の雰囲気を作るBGMについて、ポップスやロック、ジャズ、クラシック、演歌など、どんなジャンルの音楽でも、自分で購入したCDやダウンロードしたものなど、他人が作ったもので世に出回っているものを勝手に飲食店のBGMとして使ってはいけません。「著作権法」の問題で、音源の著作者は守られており、許可なくして著作物を扱うことに大変厳しい法律になります。お店で音楽をかけるときにはJASRACジャスラック(日本音楽著作権協会)に使用料を払わなければいけません。
JASRACジャスラック(日本音楽著作権協会)の使用料は店舗の面積 500㎡までは年間使用料 6,000円(税抜)となっています。
※宿泊施設の場合は「店舗の面積」+「宿泊定員」
JASRACジャスラック(日本音楽著作権協会) 各種施設のBGM詳細はこちらから
但し、このJASRACジャスラック(日本音楽著作権協会)に使用料を払わなくていい場合があります。お店がUSEN(有線)などの音楽配信サービスと契約している場合です。
USEN(有線)などと契約している場合は、USEN(有線)が、JASRACジャスラック(日本音楽著作権協会)に使用料を払ってくれることになるのです。
とはいえ、もちろんUSEN(有線)にはお金を払わなくてはいけません。USENの使用料は、その店舗によってプランが違いますので、見積もりをとって確認をしましょう。
店内BGMにはずせないお勧めの音楽配信サービス
飲食店のBGMの著作権問題をクリアしているお勧めの音楽配信サービスを2つご紹介します。
モンスター・チャンネル
【機材】アプリを入れてつなぐだけの簡単操作
【価格(月間)】1,880円
【曲のバリエーション】1,300チャンネル500万曲
【サポート・保守】電話サポート
【無料期間】アプリダウンロードから14日トライアル期間有
1,300チャンネル500万曲という豊富なチャンネル数を提供する本格派BGMサービスです。
お店で使っているパソコン、タブレット、スマホをそのまま使うことができ、アプリの画面上からシーンやジャンルを絞り込めます。飲食店向けのチャンネルも各業態(イタリアンやラーメンなど)に細分化されていて、お店にあった音楽を選びやすいのが特長です。
USEN
【機材】店舗BGMに必要な機器構成や器材を提供
【価格(月間)】5,000円前後(チューナー数や規模により見積り)
【曲のバリエーション】500ch以上
【サポート・保守】145か所以上のサービス拠点と年中無休のインフォメーションセンター
【無料期間】なし
約50年の歴史と業界シェアトップの実績を持つBGMサービスです。
業界最多の500を超えるチャンネルの中から、業種別、音楽ジャンル別でチャンネルをリストアップでき、プロフェッショナルならではの選曲のクオリティにも定評があります。サポートも全国145か所以上のサービス拠点で、年中無休のサポート体制が敷かれているため安心して利用できます。
BGMの他に、クレジットカード決済端末、ポスレジなど、飲食開業をトータルでサポートしている所も特長になります。
※無料期間やその他サービス概要は変更がある場合がありますので、最新な情報をお知りになりたい場合、直接調べてみてください。
まとめ
「お店作り」においてBGMは欠かせません。自分で飲食店を開業するならBGMにもしっかりこだわった楽しいお店を作っていきましょう。著作権の侵害には気をつけて下さい。