飲食に関するノウハウを提供する情報メディア

【飲食店】アクリルパーテーションの掃除・手入れ方法とは?


新型コロナウイルス拡大後、義務化などもあり、飲食店をはじめとする、様々な場所でアクリルパーテーションを見る機会が増えてきました。

今回は、アクリルパーテーションの掃除・手入れ方法について解説していきます。

そもそもパーテーションとは?

パーテーションとは、「間仕切り」の意味で使われています。元々は、空間を仕切る壁や家具、カーテンを指していましたが、近年では、感染症拡大防止のための、飛沫感染や接触感染を防ぐ用途として様々な場面で使われているケースも少なくありません。

またパーテーションには、「スチレン製のパーテーション」「PETパーテーション(プラスチック)」などがありますが、最近の飲食店では「アクリルパーテーション」が使用されるケースが多く、理由として「透明」「長持ち」「厚みや重量感がある為倒れにくい」などがあります。

アクリルパーテーションの正しい手入れ方法とは?

では、アクリルパーテーションはどのような手入れ方法をすれば良いのでしょうか?以下で説明していきます。

水拭き

まず「水拭き」の方法を紹介します。水拭きだとウイルス対策という面で心配と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、厚生労働省などの公的機関のサイトでも、水拭きでも問題ないという旨が記載されています。タオルや食器、箸、スプーン等などを共用しないことも大事です。トイレやお風呂は、水拭きするか、家庭用の掃除用洗剤でもウイルス量を減らすことができます。

中性洗剤を薄めたものを使用

各パーテーションメーカーから提唱されることが多いのが、中性洗剤を使用する方法です。バケツに台所洗剤を数滴入れ薄めた水で、雑巾を湿らせ拭きます。家庭用の台所洗剤を使うと、綺麗な見た目に仕上げられるとされています。台所洗剤は油汚れを落とせるのが特徴なので、これを使用して拭くことで手垢などの汚れを落とす効果が期待できます。加えて、中性洗剤を使用すると静電気対策にもなるともいわれており、世間的にも受け入れられている掃除方法です。

しかし、ここで大事にしたいのが除菌効果。汚れは落ちたとしても除菌ができているとは限りません。除菌効果を期待するのであれば、除菌効果のある中性洗剤を使用する必要があります。また家庭用の台所洗剤は、使用している成分(界面活性剤)の性質から、少しでも残っていると跡が残ってしまいます。その場合には2度拭きが必要となり、非常に手間がかかることになります。

手入れ用タオルについて

いくら拭き方や洗剤を工夫しても、タオルが原因で汚れや傷を悪化させてしまうケースがあります。アクリルはガラスと比較しても表面が柔らかいのが特徴の一つです。乾いたタオルや固いタオル・ティッシュで拭くと、表面に細かな傷がつく可能性があります。

また表面に小さなゴミがついた状態で、その上からタオルで拭くと、傷をつけたり、広げてしまったりする可能性もあります。柔らかいタオル・布を使用するとともに、拭く前にはゴミが付着していないかチェックすることがおすすめです。ゴミをとってから拭くことを習慣としましょう。

【無料】飲食開業相談会を実施しています。飲食開業相談会申し込みはこちらから。

アクリルパーテーションの掃除でしてはいけない事とは?

アルコールでの掃除

ウイルス対策にアルコールが効果的とされていますが、アルコールでのアクリルパーテーションの掃除はあまりおすすめしません。なぜなら、火を使う飲食店において火事になる危険性が上がるからです。お客様の安全のためにも極力使用しないほうがよいでしょう。

ガラスクリーナーでの掃除

アクリルパーテーションの場合、透明なため窓ガラスと同じように掃除をすればよいと思われがちですが、アクリルパーテーションをガラスクリーナーで掃除すると、アルコール同様表面に傷が付いてしまいます。水拭きや中性洗剤であれば、どのような種類のパーテーションでも傷を付けることなく、かつしっかりと掃除をすることができるでしょう。

硬いぞうきんでの掃除

硬いぞうきんでの掃除も、ガラスクリーナーやアルコールと同じようにパーテーションを傷付けてしまうため、おすすめしません。特に、アクリルパーテーションの場合やわらかい布でやさしく拭くことで傷が付くのを防ぐことができるでしょう。正しい掃除方法を用いることで、設置したパーテーションを長く使えるだけでなく、感染症予防対策にも繋がります。

掃除頻度はお客様の来店ごとにする事が大事!

飛沫拡散防止のために設置しているアクリルパーテーションの掃除頻度は、お客様の来店ごとなど、こまめな頻度で行う必要があります。なぜなら、アクリルパーテーションに付着した飛沫や汚れは目に見えてしまうからです。そこから悪い噂が広がってしまっては、設置の意味がありません。飲食店では、忙しい時間帯では忘れがちになってしまいますが、テーブルセッティング時にルーティン化することをおすすめします。

まとめ


長期化する新型コロナウイルスによる感染症に伴い、需要の高まっている飛沫防止アクリルパーテーション。設置して終わりでなく、せっかく購入したパーテーションをできる限り清潔な状態で長く使用するためにも、定期的なお手入れを心がけてみてはいかがでしょうか。従業員やお客様の安心安全・快適な利用につながるかもしれません。

【無料】資金調達相談会を実施しています。資金調達相談会申し込みはこちらから。
記事のお問い合わせは
下記メールアドレスへ問合せください。

株式会社ベクターホールディングス
メール:kigyou@vector.co.jp

カテゴリー

タグ

おすすめ記事

起業・開業 情報サイト
資金調達 情報サイト
Vectorソフト販売サイト
Vector PCショップ
LINE公式追加はこちら
公式Twitter始めました