【飲食店】おススメのデリバリー代行サービス4選をご紹介
飲食店がデリバリーを始める際、自前で配達機能を持たない場合は、デリバリー代行サービスを利用するのも選択肢の一つです。手数料等の費用はかかりますが、サイトやアプリに登録することで、認知度や集客力が高まるだけでなく、通常の営業に支障をきたさずにデリバリーサービスを展開することができます。
そこで今回は、おススメのデリバリー代行サービスを4つご紹介します。
そもそもデリバリーサービスとは?
デリバリーとは広くいえば配送の事ですが、デリバリーサービスとは、お客様から注文を受けた料理などを、指定された時間に届ける宅配ビジネスです。飲食店が自社でデリバリーを行うには配達員を含め人材の確保や移動手段の用意など、負担が大きくなります。そこで、自店で作った出来立てのメニューを配達専門の会社の人に取りに来てもらい、お客様に届けると言うデリバリー代行サービスが現在では主流の形となっています。
デリバリー代行サービスは、「料理を注文する客」「料理を調理して提供する飲食店」「料理を客に配達するデリバリースタッフ」の3つの構成で成り立っています。初期投資をほとんどかけなくても自店の売上をアップする可能性を秘めたデリバリーサービスを簡単にスタートできることは、非常に魅力的と言えます。オンラインから決済もすでに完了済みとなるので、お金の受け渡しもしなくて済みます。もちろん、デリバリー各社に手数料を支払うことにはなるものの、これまでアプローチできていなかった新規顧客層に向けてアピールすることができます。新たな売り上げのルートを開拓できる点は大きなメリットといえるでしょう。
既存のデリバリーサービスを利用する場合の手続き
Uber Eatsや出前館などへ出店する場合は、まず既定のフォームに必要情報を入力して送信します。契約への審査をパスしたら、デリバリーサービスの担当者とメールなどでやりとりをしてお金を払い、無事出店ができます。あとは、毎月デリバリーサービス側に手数料などを支払えばスマホやPCを通じてデリバリーの注文が入ります。あなたがWebサイトを作り、更新する必要は特にありません。非常にシンプルです。
自分でデリバリー業を追加する場合は、特に許可を必要としない地域もあるそうですが、念のために営業許可を得た管轄の保健所に相談した方が良いでしょう。「今まではお店でフードの提供をしていましたが、出前も始めたいのです」というように話してみましょう。
おススメのデリバリー代行サービス4選
デリバリー代行サービスとして代表的なサービスは以下が挙げられます。
Uber Eats(ウーバー・イーツ)
デリバリーを始める際に一番手っ取り早いのは、既にあるデリバリーシステムに乗っかるだけの方法です。そんな方法で有名なのはUber Eats(ウーバーイーツ)です。
Uberという世界的に有名なタクシー配車アプリビジネスを手掛けるアメリカのウーバー・テクノロジーが運営しており、世界500以上の都市でサービスが提供され、日本では東京・大阪・名古屋など大都市圏を中心に利用が可能になります。エリアは限定されますが、知名度が高い、初期費用がかからないといったメリットがあります。
出前館
日本最大級の宅配ポータルサイトで、これまでは自社で出前を行っている店舗のポータルサイトでしたが、2017年に配達機能を持たない店舗でも、『出前館』に加盟する複数店舗で、『出前館』が連携した配達機能をシェアすることにより、出前が可能になるサービス「シェアリングデリバリーR」を開始しました。
出前館はタブレットの用意は必要なく、注文が入ると出前館から店舗へオンラインで注文が入る仕組みです。その代わり、デリバリー機能を最初から持つ店でないと出前館には出店できません。東京都23区内など、地域によってはUber Eastを利用した方が簡単で利益は上がりやすくなります。しかし、Uber Eatsは地域も限定されているため、出前館にどうしても出店したいというお店もあるはずです。
楽天デリバリー
ネット通販国内最大手の楽天が運営するフードデリバリーです。特徴として、楽天が提供しているため、楽天会員1億人以上へリーチが可能となります。また有名な大手チェーン店も多く利用していることから、楽天ポイントが付与するなど楽天ユーザーのリピート注文率も上がる可能性も期待できます。
menu(メニュー)
外資企業の運営の多いデリバリーサービスですが、menu(メニュー)は、日本企業が運営している「デリバリー&テイクアウト」のアプリになります。導入に必要なものは、通信可能な「iOS/Android端末」と「加盟店用menuアプリ」だけです。初期費用、サービス利用料、カード手数料、タブレットレンタル費については2022年3月まで無料と謳われています。配達スタイルはUberEatsにように、独自で雇用している配達員が料理を提供する形となります。
また、24時間営業の店舗は、24時間注文・配達をしてくれるという点が大きな特徴です。デリバリーとテイクアウトの両方からの集客が見込めるでしょう。
まとめ
コロナウイルス拡大に伴い、飲食店はビジネスモデルの転換を迫られています。デリバリーサービスを上手く活用できれば、来店数の減少をカバーしながら新規のお客様に対してアプローチも可能です。しかし、手数料がかかるため、長い目で見て自分でやっていきたいと考える方はバイクによる配送などデリバリー担当の従業員を雇い、シフト調整などの準備をする必要があります。
外食人口が減りデリバリーが増えると言われている今、デリバリー事業への参入を検討してみてはいかがでしょうか?