飲食店経営者が知っておきたい!加工肉の種類と特徴について解説
ほどよい塩気があり、料理のアクセントにも使われやすいベーコンやウインナーなどの加工肉は、飲食店でも多く使われるのではないでしょうか。
そこで今回は、加工肉の種類と特徴について解説していきます。
そもそも加工肉とは?
加工肉とは、加工処理をした肉製品のことです。ハムやソーセージ、ベーコンなどが加工肉に該当します。
細かい肉片などや内臓肉などを形状を整えた成型肉や牛脂を肉に注入し作成した脂肪注入加工肉も加工肉に含まれます。材料名や保存方法など製造会社に義務付けられています。
加工肉を使った商品をメニューに表示する場合、正しく表示をしなければ優良誤認表示などで消費者庁より措置命令を受けることになります。
加工肉の種類
まず、加工肉の種類について紹介していきます。
ハム
豚肉の加工食品で塩漬けし燻製など、加工した商品です。肉の種類によりさまざま種類があり、様々な料理に使われています。
- ボンレスハム、ロースハム、ショルダーハム、ベリーハム、ラックスハム、生ハム
ソーセージ
豚肉などを香辛料など加えて練り合わせ、羊などの腸管に詰めて加工したものです。調理法としては、焼いたり茹でたり加熱をし提供をしています。
- ウインナーソーセージ、フランクフルトソーセージ、カルパス、サラミ、リオナソーセージ
ベーコン
豚肉の加工食品で製法に関しては、ハムとほとんど同じで使っている部位と塩漬けの方法が違います。主にばら肉を使用したものをベーコンと呼んでいます。
- ロースベーコン、ショルダーベーコン、ミドルハム、サイドハム、カナディアンハム
加工肉の特徴
ここからは、加工肉の特徴について解説していきます。特徴は大きく分けて2つあります。
保存性
加工肉の製造は主に長時間保存するために発達した技術になっています。加工肉の賞味期限は平均3~4週間と言われています。他のお肉の賞味期限はものによりますが、2~3週間のものが多いため、加工肉は保存性に優れているといえます。
栄養素
ハムやソーセージ、ベーコンなど肉製品になるため、タンパク質を多く含んでいます。また、ビタミンB1やビタミンCなどの栄養素も豊富に含まれています。一方で、添加物が含まれていることや、脂身が多いことが多いため、脂質が他の肉に比べて多く含まれています。また、塩漬けされているものもあるため、塩分量が多い加工肉もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、加工肉の種類と特徴について解説しました。
加工肉には、ハムやベーコン、ソーセージなどがあり、これらの食材は忙しい日本人には欠かすことができない食材です。細かい種類に分かれているため、それぞれの加工肉を使った料理も開発することができます。ぜひ、機会があれば加工肉を買って新メニューを開発してみてください。