異業種×飲食店の新業態「ミクストラン」とは?
ここ数年「ミクストラン」という言葉を耳にするようになりましたがどんな意味があるのかご存じでしょうか?
今回は、 異業種×飲食店の新業態「ミクストラン」について解説していきます。
そもそも「ミクストラン」とは?メリットは?
「ミクストラン」とは、最近よく目にする「書店×カフェ」「コインランドリー×カフェ」など「他業種×飲食店」のような業態の飲食店のことです。ちなみにネーミングに由来は、株式会社リクルートライフスタイルの調査・研究機関である「ホットペッパーグルメ外食総研」がミックスとレストランを掛け合わせて作った造語になります。
以前よく目にしたのは、書店とカフェを組み合わせた「ブックカフェ」ですが、最近ではコインランドリーやジム、花屋など幅広い業種に広がりをみせています。こうした背景には、効率的に時間を使いたい消費者や、他店舗との差別化を求める飲食店の動向が垣間みえます。
飲食店において集客は大きなテーマです。飲食店単体で集客を目指そうとするとなかなか難しいケースも多いです。飲食業に異業種を併設させることで相乗効果が生まれ、集客力がアップするというメリットがあります。
「ミクストラン」にはどんな組み合わせがあるのか?
「ミクストラン」はここ最近、全国的に増えつつあり、実用的な業種から趣味まで幅広いジャンルのミクストランがあります。ここでは、全国にあるミクストランの組み合わせの一部を紹介します。あったらいいなと思う組み合わせや、驚きの組み合わせのミクストランがたくさんあります。
- 書店(図書館)×カフェ
- ジム×サラダバー
- コインランドリー×カフェ
- 美容室×カフェ
- bar×花屋
- ボーリング×レストラン
- スポーツジム×カフェ
- 銀行×スペインバル
- 洋服お直し×カフェ
「書店(図書館)×カフェ」は定番ですが、「ジム×サラダバー」のように健康志向の方を対象とした組み合わせや、「ボーリング×レストラン」のように大勢の人数で参加するものの組み合わせなど、多岐にわたります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、 異業種×飲食店の新業態「ミクストラン」について解説しました。
ミクストランは、ただの異業種一体型レストランにあらず。そこには効率化、時短、コミュニティなど、さまざまな要素が含まれています。他店舗との差別化を図ることもでき、上手く活用すれば、相乗効果が期待できるのも飲食店側にとっては大きな魅力です。
今後も「ミクストラン」のような飲食店は増加するとみられていますので、今後飲食店開業を検討されている方は、その動向をチェックしておきましょう。