飲食店経営者必見!新規顧客獲得への集客方法5選をご紹介
飲食店の売上を上げていく為には、リピート顧客を増加させることが最も重要ですが、そもそもリピートをさせる為には新規顧客を獲得しなければいけません。
そこで今回は、飲食店における新規顧客獲得への集客方法をご紹介していきます。
飲食店において「集客」が重要である理由とは?
そもそも、飲食店においてなぜ「集客」が重要なのでしょうか?その理由はシンプルで、集客は「売上アップ」に欠かせない要素だからです。
飲食店の売上は「客数×客単価」で算出されるため、客数にあたる「新規顧客」「既存顧客」を増やすことは売上アップに直結します。
「売り上げが低減している」「お客さんが来ない」という悩みを抱えているのであれば、速やかに集客を行い、顧客を獲得していく必要があるでしょう。ただ単にお客さんが来るのを待つだけという状況は大変危険です。
以下では、飲食店における新規顧客獲得への集客方法をご紹介していきます。
【飲食店】新規顧客獲得への集客方法5選
新規顧客の集客におすすめの方法を5つご紹介します。
グルメサイトの活用
飲食店の主流な集客方法の一つに、グルメサイトの活用があります。グルメサイトとは、店舗情報やメニュー、口コミ、レビューの掲載が可能なメディアのことです。ネット予約やクーポン配布といった便利な機能も揃っています。グルメサイトを活用すれば、飲食店を探しているユーザーにお店を見つけてもらいやすくなるため、「集客」につながります。
以下では、代表的なグルメサイトをご紹介します。
食べログ
食べログは月間1億人以上のユーザーが利用している日本最大級のグルメサイトです。ユーザーのリアルな口コミが集まることから、飲食店選びの参考にしやすいという定評があります。ユーザー数が多く年齢層も幅広いので、店舗の客層を問わず高い認知拡大・集客を見込めます。
ぐるなび
ぐるなびは、リクルートライフスタイルによって運営されているグルメサイトです。40代の男性ユーザーが多く、営業や飲み会での利用の際に使われることが多いのが特徴です。ぐるなびは、無料または月10,000円から利用できるため、初期費用を抑えてグルメサイトに登録したい店舗におすすめです。
ホットペッパーグルメ
ホットペッパーグルメは、ネット予約の利用者数がナンバーワンのグルメサイトです。豊富な実績と知名度の高さから、ユーザーが安心してネット予約できることが強みです。ホットペッパーグルメの有料プランの料金は一般公開されていませんが、有料プランではお店を上位表示させたり、メニュー、コース、クーポンの掲載ができたりと、「集客」に特化した機能が利用できます。
(参考記事)飲食店Web集客に役立つおススメの「グルメ情報サイト」4選をご紹介
SNS
次におすすめするのが、SNSを使った方法です。SNSを活用することで、多くのユーザーに向けて情報を配信し、認知度の拡大を図れます。また、拡散性が強く、新規顧客にリーチしやすいSNSは、キャンペーンの告知にも最適です。ただし、集客効果を得るためには継続的な運用が欠かせません。日常的にコツコツと投稿を継続しファン層を獲得することで、SNSを起点とした来客が見込めるようになります。
一口に「SNS」と言ってもさまざまなプラットフォームがありますので、ここでは飲食店の集客に向いている3つのSNSを紹介します。
ユーザーの年齢層として若年層よりは30代以上の利用が多く、高年齢層での利用率も比較的高めになります。他のSNSとは違い、実名登録が前提です。そのため信頼度も高く、名前、年齢、性別をはじめとする情報の正確性も高くなっています。30、40代のお金も仕事も余裕のある主にビジネスパーソンを中心に使用する人が多く、友達とのコミュニケーションだけでなく、同僚・取引先ともつながっているため、比較的フォーマルな場として使われやすいのも特徴です。
また、発言は友達のつながりを通じて拡散するので、情報に対する信頼性をある程度高く持つことになります。知人や知人の知人など、他のSNSと比べてより現実に近い人間関係で構築されています。
インスタ映えでおなじみ、最も勢いがあるSNSです。10代~20代の若年層がメインユーザーになります。20代女性のアクティブユーザー層が多く、ネタはライフスタイル全般にわたり「オシャレなもの」に敏感なユーザーが多いのが特徴です。投稿は写真だけでも良く、文章を書かなくても大丈夫なので投稿のハードルは低く、言語を超えたコミュニケーションも成り立ちます。
投稿がそのまま拡散するといったことは無いものの、ハッシュタグを使って情報収集し、知らないユーザーの投稿を見に行ったりフォローをしたりする使い方が定着しています。また2016年からストーリーズ機能(通常のフィードとは別に短い動画や写真を気軽にシェアでき、投稿が24時間で自動消滅)が追加され、さらに多方面で使えるようになりました。
10代から20代のユーザーが多く、全体ユーザーの3分の1に上ります。趣味専用など複数のアカウントを持つユーザーも多く、嗜好性が強く出やすいのが特徴、匿名性という点も相まってアングラ的な情報もやり取りされます。投稿出来る文字数が140文字までという制限があり、気軽に情報を発信することが出来る反面、長文で何かを説明するような投稿は向きません。投稿がタイムリーにリツイートで拡散され、不特定多数のユーザーへ情報が広がるので、ここの考え方がマーケティングでどのように使うかを決めるカギになります。
(参考記事)飲食店が知っておきたい『SNS』サービスをご紹介
(参考記事)【飲食店】SNSで集客を上げる為のコツをご紹介
Google マイビジネスへ登録
次に紹介するのは「Goolgle マイビジネス」を活用した集客です。Google マイビジネスとは店舗情報をGoogleの検索結果や、Googleマップに表示させるサービスです。登録しておくだけで高い集客効果が見込めます。
「Google マイビジネス」のメリットは検索結果に上位表示されやすく、ユーザーに見つけてもらいやすくなることです。例えば、ユーザーが「新宿 カフェ」と検索した際に、Google マイビジネスに店舗を登録しておくと、店舗情報(営業時間や価格帯、メニューの写真など)を上位に表示させることができます。また、「Google マイビジネス」では、ユーザーによる口コミも集められます。実際の利用者によるレビューは、顧客が来店を決める際の判断材料になるため、良い口コミを獲得すればさらに高い集客効果が見込めます。「Google マイビジネス」は無料で利用できるため、まだ登録していない場合は登録をしておきましょう。
(参考記事)人気店は使ってる!集客に効果的な「Googleマイビジネス」の使い方
看板(ファサード看板)
飲食店における看板には、大きくふたつの役割があります。まずひとつは、お店の存在をお客さまに認知してもらい、来店につなげる役割です。難しくて読めない看板やよく見ないと飲食店と分からない看板は、この役割を果たせないです。ふたつめは、お店のコンセプトや看板メニューをアピールする、販促ツールとしての役割です。看板には店名だけでなく、お店の得意とする料理ジャンルやサービスの特徴、日替わり・週替わりメニューやランチの内容など、さまざまな情報を盛り込むことができます。そのため、顧客のニーズとすり合わせがしやすく、集客効果が期待できます。
看板の中でも新規顧客獲得に重要なのはファサード看板です。ファサードとは、お店の正面や外観のことをいいます。入口付近の看板等を含め、ファサードでのアピールは非常に重要です。看板と聞くと多くの人が真っ先にイメージするのは、ファサード看板かもしれません。
(参考記事)【飲食店】看板の役割と設置方法について
チラシ
チラシ配布は、看板同様ターゲットがある程度限られているローカルビジネスで採用されやすい集客方法です。地域のお客様をターゲットとする飲食店のスタッフが、店頭でチラシを配布する光景もよく目にするのではないでしょうか。
チラシの配布方法には、「折込チラシ」と「ポスティングチラシ」の2種類があります。それぞれの特徴や相違点を理解し、店舗にあった方法で配布しましょう。
折込チラシ
折込チラシとは、新聞に折り込まれる広告のことで、マンション販売やスーパーなどの店舗PRによく活用されていますが、飲食店の宣伝にも効果が期待できます。対象としたい地域を選定してアプローチできるほか、予算によって部数を選べるなどのメリットがあります。一方で、新聞を通して広告を届けるため、ターゲットの年齢層を絞ることができない弱みもあります。
費用は部数にもよりますが、折込チラシによく使用されるB4サイズで1枚あたり3.3~4.8円ほどです。検索サイトで「折込チラシ 料金 ○○(地域名)」と検索すると、その地域の料金を確認することができます。
ポスティングチラシ
ポスティングチラシとは、各家庭やアパート、事務所などの郵便受けに直接投函されるチラシを指します。郵便受けさえあれば配布できるので、狙ったターゲット層にダイレクトに訴求できるメリットがあります。しかし、1軒ずつ手作業で投函するため、1日に配布できる量に限界があります。また、「チラシを投函しないでほしい」という顧客からの意見を避けられない弱みもあります。
ポスティングにかかる費用は、配送スタッフの人件費が主です。配布方法はローラー配布(指定エリア内全ての住宅に配る方法※投函禁止の住居除く)とセグメント配布(対象を絞って配る方法)があり、ローラー配布はA4サイズまでの小型のものが一枚あたり3~4円、セグメント配布なら一枚あたり5円~10円前後です。
(参考記事)【チラシの作り方】自作する場合の作業工程とポイントを解説
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、飲食店における新規顧客獲得への集客方法をご紹介しました。
上記で5つご紹介しましたが、たくさんの新規集客方法がある時代だからこそ、改めてツールの特徴や、店舗がターゲットとしている層を再認識する必要があります。自店舗に合わせた新規顧客集客方法を見つけていきましょう。