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スペインバルでの開業~必要資格・手続きから開業資金など~


スペインバルは、食べやすいスペイン風の小皿料理(TAPAS=タパス)とサングリアやワインなどをいただくところです。多くのお店は、本場スペインでも多い形態ですが、立ち飲み形式でタパスやアルコールを提供していて、料金もリーズナブルに押さえて、回転率を高くして儲けを確保しているようです。

今回は、スペインバルでの開業について解説していきます。

スペインバルで代表的な提供されるものやお店の形式


スペインバルでの人気料理は以下になります。

  • 生ハム:スペイン産のものが本格的
  • トルティーヤ:スペイン風オムレツ
  • アヒージョ:エビや魚介類のオリーブオイル煮
  • オイルサーディン
  • ピクルス

上記を中心に大皿で用意しておいてすぐに出せるものや、切るだけのお料理が多いので、回転率の高い立ち飲み形式のお店にはとても出しやすいメニュー構成ができそうです。

そして立ち飲み形式ですので、店もそれほど大きくなくてよく、場所がよければお店の外にも小さな酒樽やテーブルを置いて席数を確保できます。また、キャッシュオンデリバリーにすれば、ホールの人数が少なくすみますので、人件費も抑えられるでしょう。

スペインバル開業に必要な資格や手続きは?

スペインバルを開業するときに必要となる資格は、営業許可を取得するための資格がほとんどです。具体的には、開業届・深夜酒類提供飲食店営業の許可・食品衛生責任者の資格・防火管理者の資格の4種類になります。

調理技術に関する資格の取得義務は定められていません。営業許可申請書を保健所に提出して営業許可書の交付を受けなければ開業できません。必ず保健所に事前相談して、申請手続きは余裕を持たせて済ましておきましょう。取得しなければならない資格のうち、開業届・食品衛生責任者の資格は必須となっています。開業届は税務署に提出します。食品衛生責任者の資格は、食品衛生責任者養成講習会を修了すれば取得できます。

また、防火管理者の資格は、店舗または建物全体の収容人数が30人以上である場合に必要になる資格です。開業する店舗の規模と収容人数をよく把握しておきましょう。さらに、深夜0時を過ぎてもお酒を提供する営業スタイルであれば、深夜酒類提供飲食店営業の許可が必要になります。どんな営業形態にするか明確にしておくと、資格の必要性がはっきりするでしょう。

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スペインバルは店舗づくりが重要!

店舗は大きければよいわけではありません。大きいと収容人数が増えます。そのため人気が出てきたら稼げるかもしれません。しかし、大きいお店はそれだけで家賃も多くとられてしまいますし、お客さまが少ない場合は赤字になってしまいます。お店が小さくても稼げる店舗づくりをすることがスペインバルを開業するための課題になります。

カジュアルな雰囲気作り

人気のスペインバルはどのような点がよいか分析をしてみるとよいでしょう。内装がスペインを思わせるような本格的なものであったり、提供しているお酒や料理がおいしかったりと理由はいくらでも出てきます。もちろん、お店の雰囲気も大切です。その店の雰囲気次第によっては楽しくお酒を飲んだり話したりできません。お店の中であった人たちが楽しくコミュニケーションをとれるような雰囲気のあるお店こそ、お客さまがとぎれることのない店舗の特徴です。

立ち飲み形式で回転率を上げる

稼げる店舗として、座って飲むのではなく立ち飲み形式をとったお店にしてしまうことです。こうすることで、テーブル席とは違って場所をとらないため、小さなお店でもお客さまは多く入ることができます。また、座って飲むよりも立ち飲みのほうが回転率はあがります。中にはさっと一杯だけ飲んで帰りたいという方も少なくないので座って飲むスタイルのお店よりも、気軽に飲めるスタイルの需要があります。

スペインバル開業の資金目安は?

スペインバルの開業を考える際、まず押さえておかなければならないポイントは資金です。資金が足りないまま開業準備を進めていくとどこかで無理をしなければならない可能性が高くなるため、余裕を持たせて資金を準備しておくとよいでしょう。

一般的に、バルを開業するときに必要となる資金の目安は800万~1200万円といわれています。具体的な金額は店舗の規模によって異なるのでよく確認しましょう。

物件の取得や改装にかかる費用、機材や設備の導入費用などに充てられます。また、開業する際にかかる資金のほかに、営業を続けるための運転資金も用意しておきましょう。運転資金に含まれるのは、原材料の原価や人件費などです。運転資金を把握するためには、どんな費用が発生するか事前に確認してから計算をする必要があります。

発生する費用の内訳を把握できれば、売上の目標や経営の計画も同時に立てられるようになります。

開業資金をどこから調達すればいいのか?

開業するにあたり、自己資金、いわゆる貯金だけで開業できればいいですが、なかなか日々の生活費なども考えると難しい所です。では自己資金以外でどこから調達すればいいのでしょうか?

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫とは、2008年10月1日に、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行の4つの金融機関が統合して発足した100%政府出資の政策金融機関です。全国に支店網があり、固定金利での融資や、長期の返済が可能など、民間の金融機関より有利な融資制度が多く、設立間もない法人やこれから事業を始めようとする人であっても、融資を受けやすいのが特徴です。

一般的な中小企業に関係する事業は、国民生活事業になり、国民生活事業は事業資金の融資がメイン業務で、融資先数は88万先にのぼり、1先あたりの平均融資残高は698万円と小口融資が主体です。融資先の約9割が従業者9人以下であり、約半数が個人企業です。サラリーマンには馴染みではないですが、理由として、銀行のように口座はなく、貸付のみだからになります。

創業者向け融資制度である「新創業融資制度」や認定支援機関の助言があれば無担保・無保証、金利が安価になる「中小企業経営力強化資金」という融資制度がお勧めです。

信用保証付の融資

「信用保証協会」という公的機関に保証人になってもらい、民間の金融機関から融資を受ける制度です。貸倒のリスクを信用保証協会が背負うので、実績のない創業者が民間金融機関から融資を受けることが可能となります。万が一返済が不可能になった場合は、信用保証協会が代わりに金融機関に返済し、その後債務者は、信用保証協会に借入金を返済することになります。信用保証協会は全国各地にあり、地域ごとに創業者向けの融資制度を設けています。また独自の融資制度を設けている自治体も多くあります。

手続きの手順としては、信用保証協会に保証の承諾を受け、金融機関から実際の融資を受けるという流れになります。また各自治体の制度を利用する場合は、自治体の窓口を経由することになります。

親族、友人・知人からの借入

親族・知人から借入をする際には、その人の好意でお金を借りることになります。先々トラブルにならないようにしっかりとした取り決めをおこなっておくことが重要です。いくら近い間柄とは言え、お金を貸す側の心理としては複雑なものです。また、後々トラブルになりやすい資金調達法でもあるため、甘えてしまわないよう入念な説明と借用書などを交わすなど、お互いが納得のいく取り決めをしっかりとしておきましょう。

その他注意点として、金額によっては贈与税を納めなくてはならないので、実施する場合は、贈与とみなされないよう書面(金銭消費貸借契約書)を作成したほうが良いでしょう。また、利息など契約内容も明確にし、返済は銀行口座を通じたり、領収書をもらうなどして、証拠を残したほうが良いでしょう。

まとめ


これからスペインバルを目指すのであれば、どのようにしたらよいか、どういったお客さまをターゲットにするか、などをよく考えた上で開業しなくてはなりません。自分好みのスペインバルを作ったからといって必ずしもお客さまに受けるお店ではないからです。内装にこだわって雰囲気のよいスペインバルにするか、コースを作って、ゆっくり過ごしてもらうかなど、考えどころはたくさんあります。ひとつひとつをじっくりと考えて人気のバルを開業してください。

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