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【飲食店】ゆとりを感じる内装のポイントとは?


ゆったりと開放感のある店は、訪れる人に癒やしの時間を与えてくれます。しかし、いざ広い店舗をつくりたいと考えても、予算や立地を検討した結果、広さのある物件をあきらめざるを得ない場合も少なくありません。広い空間づくりをしたい場合には、工夫次第でゆとりあるスペースを演出することが可能になります。

そこで今回は、飲食店における、ゆとりを感じる内装のポイントをご紹介します。

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ゆとりを感じる内装のポイント

自店舗を広く見せるのも内装の効果として挙げられます。狭苦しい室内ではのんびりと飲食を楽しめませんので、仮に坪数が少ない店舗でも、以下のような点に考慮して、部屋を広く見せる工夫をしましょう。

1.余計なものを置かない

基本的なことですが、まず余計なものは置かないことです。当然ですが余計なものを置いてしまっていてはごちゃごちゃしてしまい、閉塞感が出てしまいます。

2.視線の見通しをよくする

見通しの良い状態を、内装業界では「抜け」と言います。抜けがいい室内とは、視線を遮ぎるものがなく、室内に入った時に家具などに邪魔されず視線が部屋の奥まで通るような状態を指します。抜けがよい室内は、実際の面積以上にそこを広く感じさせるので、部屋を広く見せるためには必須のテクニックです。そのためには、視線を遮るような背の高い家具は、入った時に視界に入らないような陰に置いた方がよいでしょう。

3.天井を高く見せる

広く見せるうえで、まず工夫したいのが天井です。天井が低いと圧迫感があり、窮屈に感じてしまいます。例えば、天井をスケルトンにしてみると高さを出すことができ、幅広く見せる空間づくりができます。また、ペンダント照明やシャンデリアのように、天井から吊り下げて使う造作は避けると良いでしょう。天井を高く見せたい場合は、色を使うのも効果的。床から壁、天井へと上になるにつれてだんだんと明るい色を配置するようにすると、高さがあるように見せることができます。

4.テーブルやイスは低いものをそろえる

テーブルやイス、什器などは、できるだけ背が高くないものを揃えてみましょう。視線の邪魔になるような背が高いものがないだけでも、圧迫感をなくして空間を広く見せることができます。また、視線が低くなるテーブルセットであれば天井が高く感じられ、空間が広く見えます。さらに、白いテーブルやイスは光を反射するため、よりゆとりを感じられるでしょう。

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5.鏡をうまく利用する

空間に広がりを見せたい場合は、鏡を利用するのも手です。壁に設置すれば、対面の景色を映し出してくれるため、奥行きが生まれます。また、天井を鏡張りにすれば高さを生み出すことも可能です。鏡を設置する際は、フレームの色や素材も壁やテーブル、イスといったインテリアに合わせると、お店全体に統一感が生まれます。

6.オープンキッチンを取り入れる

お客さんからもキッチンの様子が見えるようにすることで、店内に奥行きが生まれ、開放感を演出できます。キッチンの目の前にカウンターや受取口があれば、キッチンから料理をすぐに提供できるのもメリットのひとつです。

7.間接照明を取り入れる

明るい店内は開放的に見えるため、光を取り入れるのもおすすめです。一面がガラス張りであったり、大きな窓があったりする場合は、そこから外の光をしっかり取り入れられるように工夫しましょう。大きな窓がない場合は、間接照明を取り入れてみてはいかがでしょうか。間接照明を使うことで現れる陰影は、空間に奥行きや立体感を与えてくれます。

8.色は白系統を基調とする

基調となる色は、白系統を採用しましょう。黒い服を着ているとスリムに見えますが、白はその逆。膨張色であるため、空間を広く見せてくれます。また柄を取り入れたい場合は、圧迫感がある大柄を避けて、小柄を取り入れるのがポイントです。小柄のほかにも、ストライプのような縦のラインを強調するものは、高さを感じさせてくれるのでおすすめです。

まとめ


いかがでしたでしょうか?回は、飲食店における、ゆとりを感じる内装のポイントをご紹介しました。

現在は新型コロナウイルスの影響もあり、感染症予防の観点から、ある程度人と距離をとりながらゆったりと過ごせるお店が求められる傾向にあります。店内に入る人数を制限し、密になる状態を避けるといった対策を取っていても、ぱっと見た印象で狭さを感じて入店をあきらめる人もいるかもしれません。あまりコストをかけずに、広さを演出できる技もあるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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