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内装費用を削りつつ、おしゃれ度UP!照明テクニックのすべて


「このお店の雰囲気良いよね!」

せっかくこだわってお店を作ったんだから、こんなことをお客さんからたくさん言われたい!と思う飲食店オーナーさんも多いと思います。お店を作るとき、必要最低限の工事をするだけでも、多額なお金がかかってしまいます。内装費は掛けようと思えばいくらでもかけられ、いくらが妥当かということはありません。

限られた資金の中で、最高のお店にする為にも、イスやテーブル、壁紙、床なども重要ですが、今回は普段あまり注目して見ていない「照明の効果」について注目して書きましたので、参考までに確認してみてください。

照明の役割

まずはじめに、照明の役割について説明します。照明は主に「全般照明」「局部照明」「インテリア照明」の3つに分けることができます。

全般照明

オフィスや室内の全体が均一な明るさになるような照明を呼びます。主にオフィスなどでよく用いられ、一定間隔で照明機器を設置していきます。必要のない部分までも同じように明るく照らすようになります。

局部照明

スポットライトやダウンライト、スタンドなどで、必要な一部分のみを明るく照らす照明を呼びます。

インテリア照明

照明としての機能より、店内のインテリアとして、「見せる照明」として利用します。

これら上記3つの照明の違いにより、用途や業態に合わせて照明の「明るさ」「色」「機器デザイン」を選んでいきます。

「明るさ」であたえる影響

これは業態によって、意見が分かれますが、自店がどのような業態で、どのような客単価を取りたいのかにもよって、照明の「明るさ」「色」「機器のデザイン」を選んでいく必要があります。

ここで大きく2つの業態に分けて考えたいと思います。

カフェ(昼がメインのお店)

カフェのように、夜営業もするが主にお昼のお店として打ち出したい場合、「明るい店内」というイメージを強く持つ方が多いのではないでしょうか。客層で言うと男性よりも女性が多く、年齢層も若めで、午後のアイドルタイムにはお子様連れの女性も来店しそうな店内がイメージできます。

照明の色は夜は暖色系の色も合いますが、お昼であれば店内に太陽光も入り、白色の光になり、明るい店内ということを打ち出せます。

バー(夜がメインのお店)

バーのように、昼営業はせず、夜がメインでフードよりアルコールを出すようなお店を打ち出したい場合、「少し暗く、大人な雰囲気」というイメージで、料金は少し高くても、素敵な空間ということを目的に来店するお客さんが多いかと思います。

照明の明るさを調整するという部分で、上記の「全般照明」よりも「局部照明」を使用し、間接的に照らすことで、おしゃれな雰囲気を演出します。

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「色」であたえる影響

色にはそれぞれ特徴があり、人間の心理や行動に大きな影響を与えています。

ここでは色でお客さんにどんな影響があるのかを、お教えします。

赤:強いエネルギーをもたらす色、暖かさを感じる色

赤色は「活力・情熱・興奮」といった強いエネルギーをイメージする色と言われており、積極的なリーダータイプの人に好まれる色です。

また、やる気になっている時・元気がほしい時・自信を取り戻したい時・自分をアピールしたい時など、エネルギーが満ち溢れているか補給したい時に赤が好きになる人が多いです。

黄色:知性を刺激する色

黄色は明るい太陽のように人々に希望と喜びを与え、楽しい感情を生み出す色と言われております。人前で話すのが苦手な人でも、黄色を使うと頭の回転が速くなり会話をスムーズに運ぶことができるようになります。

青色:心身の興奮を鎮め、感情を抑える色

爽やかで信頼できるイメージで白との相性がよく、水や青空のようなクリアな透明感を表すことができます。

また、興奮している気持ちを落ち着かせ、感情を抑える効果もあると言われております。

むらさき:高貴な癒しの色

紫は深い瞑想に導き、潜在能力を引き出す色なので、精神を集中したいときには紫の光を取り入れた方が良いとされる色です。。

オレンジ:陽気であたたかい、人間関係を促す色

オレンジには楽しい雰囲気を作り、食欲を促すという効果があると言われております。カジュアルで親しみやすいイメージから、飲食店のインテリアやWebデザインに使われることも多い色です。

緑色:落着きと安らぎの色

緑は自然や平和をイメージさせ、自然がもつ癒しの効果をもたらします。

また刺激の少ない緑は、見る人に安心感を与え、落着きと安らぎをもたらす効果があります。

このように色の種類によって、人にどのような影響を与えるのかに違いが出てくるので、メイン照明、間接照明の色を選ぶときは、ぜひ参考にしてみてください。

業態にあった照明機器の選び方

一概におしゃれな照明が良いとは言い切れず、昭和のビールの金属の看板ポスターが飾ってあるような、レトロなお店におしゃれな照明機器があったとしても、雰囲気に合いません。重要なことはその業態、お店にあった照明と機器を選ぶことが重要です。もし、自店がレトロな昭和風の居酒屋であれば、裸電球の方が雰囲気にあっているかもしれません。

まとめ


いかがでしたでしょうか。このように照明の「明るさ」「色」「機器のデザイン」だけで、店内の雰囲気をガラッと変えてしまうという効果があります。照明の持つ効果を十分に発揮し、必要以上に内装費用にお金をかけない工夫が必要ですので、ぜひ参考にしてみてください。

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株式会社ベクターホールディングス
メール:kigyou@vector.co.jp

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