飲食店開業者必見!内装完成後の肝心なチェックポイント
飲食店店舗の内装工事が終わった後は、早く開業したい所ですが、その前に工事の状況について確認すべきチェックポイントがあります。
今回は、飲食店開業における内装完成後にチェックしておきたいポイントについて解説していきます。
内装完成後のチェックポイント
内装完成後、工事責任者同伴の元で最終チェックを行います。ここで希望した通りの工事が全て完了しているかを確認します。この時に確認するべきポイントとしては、完成図との比較、開閉部等の動作確認、建材の確認、機器の電源が入るかの確認など、以下4点が挙げられます。
チェックポイント①
完成図やパース図などをもとにして、希望した通りの工事が全て完了しているか図面と比較しながら確認します。
チェックポイント②
新たに設置したドアや窓からクローゼットなどを含む稼動部分が開閉できるか全てを確認しておきます。
チェックポイント③
床材やクロスなどを始めとする各所で、あらかじめ指定した建材が使われているかを確認し、加えてクロスであればシワがあったり隅の方で剥がれが無いかなど仕上がり具合などの確認も必須です。
チェックポイント④
新たに設置した設備品などを全て稼動させる事で、電源が入り動作するかについても確認しておきます。このあたりは工事中の段階から確認する事があるかと思われますが、全てが完了した段階で改めて業者と共に確認を行ないます。
少しでも引っかかることがあれば、内装会社に必ず報告することです。多少言いにくいことでもこのタイミングで伝えておくことで、開店後のトラブルを避けることができます。
引き渡し時の自己チェックポイント
続いて、引き渡し時のチェックは、上記の完成検査において問題が発覚した場所について改善されているか、業者から物件を引き渡される前に行う確認を指しています。まずは前回のチェックで発見された問題箇所を業者と共に1つ1つを見て回り、状況の確認を行います。たいていは指摘した問題は改善されているのですが、その後に不具合が出た場合にはどうすれば良いか、保証関係についても話しをしておく事が大切です。
全ての確認を終えた段階で物件の引き渡しを受けることになり、残った工事費用の支払いを済ませる事で一連の工事は終了します。いずれのチェックを行う際も、人数が多い方が細部まで細かく見ることができますので、店舗スタッフやご家族などと共に確認に当たると良いでしょう。
内装工事完成後に後悔しないために、事前にできる事とは?
飲食店の内装は見た目だけではなく、配線、動線などさまざまな点に配慮する必要があります。内装完成後や開店後に後悔しないためにも、事前の準備でも気を付けておきましょう。トラブルを引き起こさないために注意したいことは、以下になります。
見積もり
見積りよりも多い額を請求されたというのは最も多いトラブルとされています。契約時にしっかりと見積もりを確認して、追加で料金が発生する場合は、必ず説明してもらうようにしましょう。
コンセプトと色合い
店舗のコンセプトはしっかり伝えましょう。内装業者に任せきりにすると想像していた仕上がりではないという状態になってしまうこともあります。時間があるようならショールームへの同行をお願いしたり、実物の色を見せたりと、具体的なイメージを伝えると良いでしょう。
スケジュールの確認
工事の詳細なスケジュール表は必ず提示してもらいましょう。工期が伸びることで料金が増える可能性もあります。また、店舗引き渡し日についてもきちんと確認をしましょう。
各種手続き
建物の契約を締結する際に確認されることが一般的ですが、火災保険には入っておきましょう。店舗を守るためにも必要です。不安な方は総合的にフォローしている店舗総合保険も検討しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、飲食店開業における内装完成後にチェックしておきたいポイントについて解説しました。
内装をしっかり作りこんでも、完成後、思わぬトラブルになる事があります。飲食店の開業資金の約4割以上を占めるといわれる内装デザインですので、できるだけ失敗は避けたいところです。上記でお知らしたポイントを事前にしっかり把握しておきましょう。